テルミニ駅からタオルミーナへの移動には今回、インターシティ・ノッティ
という寝台列車を使いました。
夜行列車ですので、夜11時にテルミニ駅を出発し、
9時半にタオルミーナに着く予定です。
海外の寝台列車は怖くないか?と聞かれますが、
今回、それほど怖い思いはしませんでした。
理由は、夫と一緒だったということと、部屋の鍵がしっかり閉まり、
防音がしっかりしていたこと。そして、たまたま隣の部屋の方が
日本人夫婦であったという事もありました。
ただ、やはり海外ですので、夜にトイレに行く時や、
若い外国人の男性に声をかけられたりした時には少し気は張りました。
実際の列車の部屋のクオリティーですが、
こちらは基本ベッドメーキングはしっかりされ清潔感はあります。
ただ、日本人女性の感覚でチェックしてしまうと、
部屋の壁紙の角が少し剥がれていたり、溝の砂埃が気になったり、
掃除が少し甘いというか雑というか海外らしさは感じられます、、。
さて、このインターシティ・ノッティですが、
実はとっても珍しい事が体験できます。
実はこの寝台列車はイタリア本島からシチリア島に渡る際、
電車に乗ったままフェリーに乗ることができるのです!
電車に乗ったままフェリーに乗る時間は、およそ1時間弱の短い間なのですが、
朝、電車から降りて船のデッキで過ごす時間は格別です。
フェリーの中ではクロワッサンとカフェ・オ・レを販売していて、
それもまたふわふわのパン、キメ細かな泡のカフェ・オ・レでを格別です。
フェリーから見るシチリアの景色は、イタリア本島とはまた違い
リゾート地ならではの開放感溢れた景色を見ることができます。
私は、イタリアに着いて久しぶりにゆったりした時間を味わっていましたが、
そうしているうちにフェリーと電車が離れる時間となってしまい、
慌てて電車に乗り込みました。
電車がフェリーに乗っている時間は1時間もありませんので、
寝台列車に乗りながらフェリーを体験される方は、くれぐれも
フェリーに乗ったまま電車で来たことを忘れませぬようご注意くださいね。
そして朝8時前には寝台列車のスタッフさんが部屋に朝食を届けてくださいます。
イタリアの朝の車窓を見ながら部屋で朝食を頂きました。
私達は9時過ぎにタオルミーナという駅で途中下車しました。
下車前にトイレが壊れ、一瞬トイレが使えないという
アクシデントはありましたが、これも海外らしいですね😊
とても貴重なイタリアの寝台列車の旅でした。
ローマからシチリアの移動を検討されている方にはオススメです!